関節をマッサージやストレッチでゆるめすぎてはいけない。

足首、股関節、膝、腰、肩、首は適度な「かたさ」がいります。

もんだり、ゆるめたりしてはいけません。

例えば股関節は内臓の状態が良くなれば自然と柔軟性が出ます。

この自然と柔軟性を取り戻すことが大切で、外から、股関節周辺の筋肉をほぐしたりゆるめることは危険です。

よくお客様に説明する時に1番イメージしやすいのが、例えば足首が硬くて、もんだりゆるめたりして、すごく柔らかくなったとします。

その瞬間は重かった足首が軽くなって細くなって喜ぶと思います。

ここからちょっと想像してみていただきたいんですが、その後、筋肉が柔らかくなった状態の足首に全体重が乗っかります。

起きている間中、17時間ずっと。

足首はほとんどの人が、外側に傾き、さらに少し下に落ちている人が多いのですが、柔らかくなった足首に全体重が乗っかった時に、さらに外側に、下に落ちてしまいます。

これは物理的にも容易に想像できることです。
膝も股関節も同じで、より外側に、下へと力が働いてしまいます。

足首は特に、ゆるめすぎると故障につながります。

だからといって、ガチガチに硬くなっている足首をそのままにしておくのもNGです。

足首とは別のところから足首を調整する必要があります。

足裏、足の甲、足指を調整すれば足首は柔軟性を取り戻します。

その他の関節も同じです。

例えば肩をゆるめすぎると、下腹から下の力(下半身)で上半身を捻って、

腕から最大限の出力を引き出そうと思った時に、力が外側に逃げやすくなります。

肩関節は適度な硬さがいります。

例えるなら、ピッチャーの動きをイメージするとわかりやすいかもしれません。

ボールを投げるという動作はどれだけ前にエネルギーを加えられるかです。

その時に肩が柔らかすぎると、必ず肘で力を補おうとします。

結果、肘を故障させる確率は高くなります。

指、手首、肘、肩にいかに負担をかけず、下半身の力で上半身を「弓」のように使えるようになれば最大限の出力でボールを投げられるようになり、
故障する確率も低くなってきます。

その為には肩、肘、手首、指の関節は適度な硬さが必要です。

これは上半身に限らず、すべての関節に言えることです。

沢山の無料で見れる動画で足首や股関節をゆるめるストレッチやセルフケアが出回っていますが、一体どの位の人達がやり続けるのだろう…

体を良くしようと思って、正しい知識がないまま安易に飛びつき、自分でも知らない間に体を壊す道を歩み始めています。

今まで施術をしてきて、何かおかしいなと感じてお客様にお聞きした時は、大体間違ったストレッチやケアをしているケースがほとんどです。

今は情報があまりに多すぎます。
その中で自分にとって確実にプラスになるものを選択するには本質を見抜く程の知識や経験があるか、もしくは「直感」しかありません。

今この瞬間だけでなく、一人一人の将来を見据えた本当に有益な情報を探し出すためには、まずは体の本質的な知識を身に付けていきましょう!

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